「にじいろのさかな」のおはなし

キラキラうろこを持ったお魚になって物語は進みます。キラキラしたカードをゴーグルのゴムにはさんで、『お友達の証』を意識しながらおにごっこをしていました。

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すると、キラキラうろこを持っていないお魚が現れます。『僕も仲間に入れて~』と声をかけてくる魚に、絵本の内容通りに、スイミ~の子ども達は『え~~、入れてあげな~い』『キラキラ持ってないでしょ~』とつきはなしました。

 

でも、そうま君は『いいよ~』と最初からずっと言っていました。それを見て私は『そうまくんのキラキラあげなよ。そしたらあの子仲間になるから』と言うと、自分のキラキラうろこを取り、一度はあげようとしたのですが、それをすると自分が仲間はずれにされてしまうのは分かっています。

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キラキラうろこを見つめながらしばらく考えて、突然私のうろこを取ろうとしました。私は危うく取られてしまうところでしたが、そうま君の発想の転換には驚きました。結局、自分のも渡すことができず、仲間外れにされたお魚をずっと気にしながら今日のストーリーが進んでいきました。

 

プールに入る前に聞いた絵本の内容をそのままプールでも表現しがちな子ども達ですが、そうま君のように、違うと思った自分の気持ちを表現できるお子さんもいるんだなと感心。

 

そうま君はスイミ~3年目です。絵本で感じた自分の気持ちを素直に表現できる行動力や発想力が育っているのかなと思いました。

 

最後は、ひとりがお魚にキラキラうろこをあげると、次々に子ども達はキラキラうろこをプレゼント。まるで、にじいろ魚のようでした。

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なかや りえ

 

 

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